首都から村へ戻ってきました。
村へ戻る方法は実は二つ。カラコルという街まで行って、一泊して翌日のタクシーで帰るか、
村の近くでバスを途中下車して、そこからヒッチハイクして村まで帰るか。
ヒッチハイクポイントから村までは車で30分ほどなので、歩くのはちょっと無理です。
3月になり、ようやく日も長く暖かくなってきたので、ヒッチハイクを始めました。
最悪の場合、暗くなる前にホストパパに迎えに来てもらうこともできるので、
(ただ、往復1時間の道のり、ガソリン代200ソム、ヒッチハイクなら40ソム。)
天気の良い日、気長に待てる日に限り、ヒッチハイクに挑戦します。
(ただ真冬でも地元民は結構やってます。ほんとにすごいと思う。)

このおばあちゃんのように、この場所で、一人ぽつん、と待ちます。
実は今回2度目のヒッチハイク(キルギス語ではトスと言います)。意外とうまくいってます。
この先には私の村以外にもいくつか村があるので、
せっかく車が通っても、その村には行かないよ~~と言われたり、
両手を上に向けて顔の横にあげて、「さぁ?」のポーズ(人数がいっぱいだよ~~のジェスチャー)で通り過ぎられたり・・・
前回は、iPodで音楽を聴きながら一人カラオケ大会をしつつ気長に待っていたところ、
40分ほど経過したところで通過した車がまた戻ってきて乗せてくれました。
それは隣のフェルト工房で働いているおばちゃんの息子夫婦でした。
車はいっぱいだけど、一度あったことがあるので、「お、あの子じゃん」、
となって、戻ってきてくれたみたいです。(普通のセダンの後部座席に大人4人乗りです。)
今回は、ヒッチハイクポイントにつくと、となり村のおじさんがいて、
「一緒に車見つけるぞ!」と言われ、カラオケ大会はできず。
おじさんと共にいくつかの車を見送ったあと、家族連れの車が止まってくれました。
今回は、村役場で働いているエジェ(年上の女性)の一家だった。
(村への移動は知り合い率高いです)
前回よりもさらにスムーズ、ラッキー!ありがとうございます。
と、走り出した車で、すんごいことが起こった。
15分程走ったところで突然、ガッという音がして、その直後、
ビキビキビキ・・・バシャーーーーン。
フロントガラスが、粉々になり、崩れ落ちました。
一瞬皆ぼう然。とりあえず車を止める。
どうやら、対向車が跳ね飛ばした石がフロントガラスに直撃したらしい。
真ん中に大きな穴が空いてしまってどうしようもないので、
周りに残っていた部分を崩してきれいに取り払いました。
(前に座っていた二人に怪我がなくてほんとによかった。)
不謹慎ですが、その間、ほんとにおかしくておかしくて、
必死に笑いをこらえるし、写真撮りたい気持ちもさすがに抑えました。
残ったガラスも綺麗にとっぱらっていざ出発。
フロントがみごとに開いている、斬新すぎるオープンカー。
走り出すと、前方全面から風が吹き込む。
お母さんが思わず、「すごい風ね」と言ったあと、プッと吹き出し、
それを聞いた瞬間みんなこらえきれなくなり、車のなか大爆笑。
だって前方の視界が良すぎるんだもん。前から風が吹き込むんだもん。
前から吹き付ける風を感じつつ、笑いが止まらない。
その家族にとっては相当な痛手だと思いますが、15分のドライブ超面白かった。
真冬だったら、冗談にならなかったかもしれませんが。
想像もつかないことが起こるもんです。
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